阪神は9日、対戦相手のヤクルトに計14人の新型コロナウイルス陽性者が出た影響で試合中止となり、神宮球場で全体練習を行った。矢野燿大監督(53)は後半戦の巻き返しへ向け、8日に来日したアデルリン・ロドリゲス内野手(31)=前パドレス3A=を一塁に加えた布陣の構想を明かした。
一気に迫力が増し、希望が膨らむ。機能している今の打線に、ロドリゲスをそのまま組み込む。後半戦の命運を握る男をチームにどう加えるかの構想が、矢野監督の口から初めて語られた。
「基本はポジションはファーストやろ。そんないろんなという感じではないのかなと思う」
またも新型コロナウイルスの余波で試合は流れたが、裏を返せば、ロドリゲスをラインアップに加えて戦うことができる試合が増えたということでもある。マイナー通算215本塁打の助っ人に守らせたいのは、やはり一塁だ。将も「できるというならアレやけど、多分ほぼ難しいんじゃないかと思う。甲子園の外野となったら」と語るように、いくら日本でのプレー経験があるとはいえ、外野を守らせるとなれば負担も増える。
普通のチームであれば、そこから布陣のやり繰りに四苦八苦するところだが、主軸でさえも複数ポジションを守れる矢野虎では何も問題にならない。一塁・ロドリゲス、右翼か三塁に佐藤輝、そして左翼・大山という並びなら、すべてが整う。指揮官も「もちろんあると思う。マルテがファーストでというのも、もちろんあるし。(大山)悠輔のレフトはそつなく、まあまあやれるし、膝のことを考えてもレフトの方がいいかなと思っているけど」とうなずいた。