「もうすぐ年男だ!」という意識が強すぎて、先日迎えた誕生日で自分が36歳になったと本気で勘違いしていた。もう36歳か…とつぶやいたら、妻に「アンタまだ35歳でしょ」と指摘され、疲れているのかと心配されてしまった。
24歳のときには、先輩記者から「寅年生まれの虎番記者は珍しい。俺以来だ!」と声をかけてもらった。そんな記憶もあって「兎年生まれの巨人担当記者」や「辰年生まれの中日担当記者」よりも、干支を〝大事に思っている〟自負がある。
干支が一周する間に、上本らがいた同い年の「寅年生まれの虎戦士」はユニホームを脱いでしまった。ひと回り下の24歳になる選手は、誕生日順に「小野寺、佐藤蓮、栄枝、浜地、村上」がいる。まだまだ1軍定着を目指す立場の選手ばかりだが、他球団では球界屈指の右腕となった山本(オリックス)もいる世代だ。一気に飛び出して暴れ回る虎が、虎にも1人でも出てきてほしいと人知れず願っている。
今季はオリックスが丑年にパ・リーグを制覇する姿も見せつけられた。あとわずかのところで優勝を逃し担当記者としても悔しい思いをしたが「たしかに今年は虎の年ではなかったのか」と妙に納得もした。2022年は必ず、虎のための寅年になる。(長友孝輔)