糸井は契約更改を終えて会見する。1億円下がったことより、野球ができることがうれしい(代表撮影) 阪神の契約更改交渉が10日、西宮市内の球団事務所で行われ、糸井嘉男外野手(40)が、減額制限(年俸1億円以上は40%)を超える1億円減の8500万円で更改した。阪神移籍以降、最少となる77試合の出場にとどまった来季41歳の鉄人は、むしろ球団に「ありがとうございます」と感謝した。(金額は推定)
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会見場に現れた糸井の表情は、むしろ明るかった。鏡の前でヘアスタイルと服装をチェックすると、報道陣に向かって笑顔で「大丈夫?」とたずね、場を和ませた。
「率直に、ありがとう! いやもうね、来年もやらせてもらえるし、また勝負できると言うことなんで、率直にありがとうございます、です!」
年俸は1億円も減って8500万円。今季はレギュラーに定着した09年以降では、最少の77試合の出場。スタメンも15試合だった。来季41歳。肩を叩かれてもおかしくない年齢になった。それだけに、野球が好きで好きでたまらない超人にすれば、契約してもらっただけで、ありがたかった。
来季、レギュラーに返り咲くために。新たに始めたことが2つあった。1つ目はヨガだ。「ベンチにいるときに感じました。声が出にくい。なんやろと思ったら胸骨や。声が通りにくい」。加齢とともに肺を取り巻く胸郭(きょうかく)は柔軟性を失っていく。アスリートにとっては重大な問題だ。さまざまなポーズを取ることで、体の軟らかさを向上させるインド発祥のエクササイズを導入。「軟体動物、目指します」と宣言した。
2つ目は一塁手への挑戦。自身のインスタグラムにファーストミットの画像を掲載していたが「(練習を)ひそかに実はやっています。球団さんには正式には言っていない。勝手にやっているだけです」と明かした。自ら守れるポジションを増やし、虎視眈々と出場機会増を狙っている。
来季は「なよなよした心に勝つ。自分のなよなよした心に」とも。闘志はまだ真っ赤に燃えている。2022年、大活躍のシーズンにしてみせる。
★VS新庄ハム、2・8練習試合「出たい」 阪神は来春キャンプ中の2月8日、2022年の対外初実戦として沖縄・宜野座で日本ハムと練習試合を行う予定だ。ビッグボス新庄新監督は、糸井にとって日本ハム時代の大先輩。目の前で試合に出たいか? と問われると「そこでもアピールしていかないといけない立場。もし出られるのであれば、もちろん出たいです」と超速始動を希望した。近年は3月に入って初実戦を迎えることが多く、今季も3月5日のソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)が初戦だった。