投打を牽引した杉本(左)と山本がファンの歓声に応える サヨナラ同点打を放った小田にオリックス・ナインは歓喜のウォーターシャワー!!(撮影・中島信生)(パ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦、オリックス3-3ロッテ、オリックス3勝1分、12日、京セラ)オリックスがクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを制し、1996年以来25年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。最優秀選手(MVP)には第2戦で勝利を決める2ランを放った杉本裕太郎外野手(30)が選ばれた。
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全員が一つとなって、日本一への挑戦権を手に入れた。CSのMVPは杉本だ。本人は驚きの表情だったが、しっかり足跡を残した初の大舞台だった。
「率直に僕じゃないと思いました。びっくりしました。(山本)由伸だと思いました」
10日の第1戦で完封勝利を果たしたエース山本の名を挙げ、少し遠慮気味。それでも主砲の存在感は際立っていた。11日の第2戦で決勝2ラン含む3安打。3試合で計9打数3安打1本塁打2打点だ。この日は2-3の八回2死一、二塁で空振り三振に倒れたが「最後みんながつないでくれたので。すごくうれしかった。みんなすごいなと思いました」。全員で勝った代表として、勲章を受け取ったのが杉本だ。
賞金100万円を獲得。使い道について問われても〝みんなのため〟だ。
「みんなに『何か買ってこい』と言われたので、何か差し入れしたいと思います」
6年目の今季はシーズン134試合に出場。32本塁打で初の本塁打王に輝いた30歳の遅咲きだ。頂上決戦の対戦相手はヤクルトに決定。5月の交流戦では3試合で12打数4安打1本塁打と好結果を残した。「いい感じで打てたので、いいイメージで入っていきたいと思う」と闘志を燃やす。待ちきれない日本シリーズは20日に開幕する。
「2戦目だけ打てて1戦目と3戦目は何もしていないので。全試合、勝ちに貢献できるように頑張ります」
心から笑うためにも、自分が打ってチームを勝たせる。一片の悔いも残さない。(竹村岳)