同学年の高津監督と中嶋監督が優勝。矢野監督の闘志に火が付いた!? 優勝しなければ、2位でも最下位でも一緒や! と定番の負け惜しみを何度も聞かされてきた身としては、阪神2位、オリックス優勝の現実を見せつけられると改めて「確かにそうやなぁ」と納得してしまう。
バファローズ感動の胴上げから一夜明け。朝の情報番組では〝伝説のサブマリン〟オリックス・山田久志OB会長が楽しそうに振り返っていたし、オリックス優勝の経済効果は○○○億円、な~んて話題もあったり。
わがサンスポでも、2年連続最下位のオリックスを就任実質1年目で頂点に押し上げた中嶋監督を紹介する新連載「マスク越しの素顔」がスタートした。中嶋監督はベンチで黒い大きなマスクをしているから、素顔をよく知らないファンがいたりして(覆面レスラーか!)、この際なので、その知られざる(?)人となりを、連載で満喫していただけたら。
トップを切って、〝素顔〟を明かしてくれた本紙専属評論家・星野伸之氏と話していたら、面白い指摘をしていた。
「ことし、年齢で僕より3学年下の監督が3人いた。同い年って意外に意識するもので、口にしなくても絶対にライバル視はしていたはず。結果は3人のうち、ヤクルト・高津、オリックス・中嶋の2人が優勝監督になってしまった。同学年トリオの中で唯一、優勝できなかったのが阪神・矢野。闘志に火が付いていると思う。そもそも、阪神は2位といってもヤクルトとほぼ互角の成績だからクライマックスシリーズ(CS)が楽しみ」
阪神がまず、巨人を下せば、矢野vs高津の再戦が実現し、勝ち上がれば、そこでvs中嶋? 夢の関西ダービー頂点決戦なるか⁈ 盛り上がるだろうなぁ。
29日から、タテジマ戦士たちはそのCSファーストステージに向けての練習を再開する。いざ、出陣!
と、景気づけしたつもりだが、阪神とCSは、どうにも相性が悪い。制度が始まった2007年、翌08年は中日に、10年は巨人、13年は広島、15年は再び巨人に、17年はDeNAに…。ファーストステージ敗退が6度。勝ち進んだのが14年、19年の2度だけ。ファイナル進出確率は25%しかない。ポストシーズンの勝負弱さを指摘され続けてきた。
なんで短期決戦に強くないのか? 28日の当番デスク席にいた白石大地に意見を求めてみた。
「僕が阪神担当でCSを経験したのは15年の一度しかありません。あの時は、せっかく3位に入ったのに、舞台裏では監督の去就で大騒ぎ。勝ち進むぞ! という空気があまり伝わってきませんでした。事実、試合が終わったら和田監督の自宅に向かった記憶が強烈すぎて…」
勝ち進んでほしいのに、同時進行でストーブリーグ取材に励んでいたら、そりゃ、空気も悪くなるというもの。
ことしは、一応、オーナーが矢野監督に続投を要請して、外野の騒音にはフタがされている。
練習がスタートすれば、初戦の先発は誰かな? 2戦目は誰? という推理をしながら楽しめる。相手は巨人。ということは故障の影響がないことを願って高橋遥人で開幕か。2戦目は青柳。2連勝して、神宮初戦はガンケルかな。すべて勝手な予想です。グラウンドに〝全集中の秋〟を満喫しましょうか。