ハツラツとノックを受ける秋山。鈴木誠斬りへ、意欲を見せた(撮影・水島啓輔) 9月28日も秋山は鈴木誠に一発を許し、土をつけられた阪神・秋山拓巳投手(30)が22日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し、先発する23日の広島戦(マツダ)に向けて調整した。今季の鯉戦3敗はいずれも鈴木誠也外野手(27)に一発を許した。誠也封じで今季11勝目を目指す。
カープよりも真っ赤に燃えさかる闘志を、すべてぶつける。秋山が広島2連戦の初戦を託され、腕をぶした。〝誠也封じ〟は鯉斬りの絶対条件。奇跡の大逆転Vへの道を自らの力投で切り開く。
「まだまだ戦いは続くので、しっかりとした内容で、また次につなげられるような投球ができればいい。ただ、まずは明日(23日)全てを出し切れるように頑張りたい」
甲子園の投手指名練習に参加し、最終調整を終えるとCS(クライマックスシリーズ)も見据えて気合を込めた。今季対広島戦は9試合で、5勝3敗、防御率1・99と安定している。だが、この3敗はいずれも鈴木誠に一発を浴びた試合で喫した黒星でもある。前回対戦した17日(甲子園)は宇草、林に加え、四回に鈴木誠にカーブをスタンドに運ばれ、5回3失点で7敗目を喫したばかり。レギュラーシーズンのラスト登板が見込まれる一戦で、必ずリベンジする。
「コントロールミスで打たれてしまいましたが、あまり細かいことは考えすぎずに気持ちで上回れるように頑張りたい」
鈴木誠との対戦成績は打率・250(24打数6安打)も、3被弾は納得いかないはずだ。先発陣も故障者が続出し、西勇が右肘の違和感で離脱しただけでなく、高橋も前日21日の中日戦(甲子園)で九回に緊急降板した。違和感を覚えたのは左肘とみられ、今後は不透明な状況となった。チーム2位の10勝をあげ、開幕から虎投を支える右腕がビシッと抑えて矢野虎をさらに勢いづける。
「先発もみんな頑張っていますし、自分も続くことができるように、初回から考えすぎずに気持ちを込めて腕を振っていきたい」。鯉の4番を抑え、5試合ぶりの今季11勝目を気持ちでつかむ。(新里公章)