六回途中2失点と好投した早川は、両手で「9」勝目を表した(撮影・土谷創造) (パ・リーグ、西武2-4楽天、19回戦、楽天13勝4敗2分、22日、メットライフ)新人王に望みをつないだ! 楽天のドラフト1位・早川隆久投手(23)=早大=が5回⅔を2失点で9勝目。オリックス・宮城(11勝)、日本ハム・伊藤(9勝)と繰り広げるハイレベルな新人王レースに生き残った。
「リリーフの先輩たちがいなかったら、この白星は積み上げられていない。ただ、強気で攻めることはできたので、それは継続していきたい」
立ち上がりから8者連続で初球にストライクを投げ込んだ。二、六回と先頭打者に一発を浴びても強気の投球スタイルは変えず、対戦した23人の打者のうち18人にストライクから入った。
6月6日までに7勝を挙げたが、その後は疲労からくるコンディション不良で戦列を離れた。前回14日のオリックス戦で宮城との〝直接対決〟に初勝利。約3カ月ぶりの白星を挙げ、その勢いのまま連勝につなげた。
一生に一度のタイトルについては「(自分の投球が)チームの勝利につながれば、そのプラスアルファとして個人的な結果が付いてくる」と冷静そのもの。早大の主将として「チームのためにどれだけ行動できるか」と、部訓の「野球部愛」を最も大切にしてきた男らしかった。
チームは首位ロッテとの差を5ゲームに縮めた。早川は「目標として日本一を掲げているからには、そういう舞台(ポストシーズン)も通過点として投げないといけない」と、11月まで腕を振る覚悟を決めている。(東山貴実)