スタンドに手をふる楽天・則本昂大=札幌ドーム(撮影・三浦幸太郎) (パ・リーグ、日本ハム0-4楽天、21回戦、楽天10勝9敗2分、9日、札幌D)記念日に花を添えた。楽天・則本昂大投手(30)が3安打しか許さず、3年ぶりの完封で9勝目。10日からの2ゲーム差で追う首位ロッテとの3連戦に弾みをつけた。
「真っすぐが本当によかった。向こうは縦の変化をマークしていた感じで、それを見せ球にして真っすぐを生かせた」
120球を投げ、最速は155キロ。11奪三振のうち、10個を球威抜群の直球で奪った。六回2死まで無安打。抑えの松井を故障で欠き、疲労が蓄積している救援陣を休ませることができた。
2018年5月12日のオリックス戦(京セラ)以来の完封で、同年以来となる2桁勝利に王手をかけた。2桁奪三振は42度目で、石井一久(現楽天監督)を抜いて単独9位に浮上した。
この日は、石井監督の48歳の誕生日。「後半戦はふがいない投球が続いていた。監督の誕生日だし、最後まで投げてウイニングボールをプレゼントしたかった。渡せてよかった」と胸を張る。指揮官は「回を追うごとに集中力が高まって素晴らしい投球。野球人生で最高の誕生日でした」と絶賛した。(広岡浩二)