2021.5.5 05:02

14歳・玉井陸斗、笑顔の8位入賞!精度高め「メダル争いをしたい」/飛び込み

14歳・玉井陸斗、笑顔の8位入賞!精度高め「メダル争いをしたい」/飛び込み

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空中で逆さの姿勢を取る玉井。研ぎ済まされた肉体から次々と技を繰り出した (撮影・恵守乾)

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 飛び込み・W杯第4日目(4日、東京アクアティクスセンター)東京五輪最終予選とテスト大会を兼ねる大会。日本の東京五輪代表3人が臨んだ決勝2種目が行われ、男子高飛び込みは14歳の玉井陸斗(JSS宝塚)が424・00点で8位に終わった。女子板飛び込みは三上紗也可(20)=日体大=が307・20点で6位、榎本遼香(24)=栃木県スポーツ協会=が299・10点で8位だった。

 世界のレベルを痛感しつつ、手応えもつかんだ。3日に東京五輪代表に決まった14歳の玉井は予選、準決勝と封印した大技の109C(前宙返り4回転半抱え型)に決勝で挑戦したが、腰がやや折れる“くの字”の姿勢で入水し、77・70点と得点が伸びなかった。それでも2日間の戦いを乗り越え、8位入賞。胸を張っていい結果だ。

 「初めての大きい国際大会で入賞できて、率直にうれしい。最後まで集中して決めきるところが、自分にはまだ足りない」

 2本目までで5位と好発進。3本目の109Cで順位を1つ上げ4位となったが、5本目でミスが出て一気に9位まで下げた。得意のラスト6本目も回転しすぎて入水が決まらなかったが、緊張で足の感覚がなかったという予選、準決勝よりは得点を伸ばした。精度に不安のある109Cを決勝で形にできたことは今後につながる収穫だ。

 難易率3・7(男子は3・4以上が高難度の目安)の109Cは、五輪で決勝進出を左右する重要な技。上位争いをするには、この技を完璧に決めることが必要だ。さらに今大会は見送った難易率3・6の6245D(逆立ち後宙返り2回2回半ひねり)を五輪で入れる予定。この2種目がピタリと決まれば、得点は大きく加算される。

 苦手とする2本目と5本目の後ろ踏み切りの種目で、いかに失敗しないかも重要なポイント。たくさんのことを学んだ玉井は、「(東京五輪は)まずは入賞したいと思っているけど、調子が上がっていればメダル争いをしたい」。目指すは日本飛び込み界初の表彰台。本番まで3カ月。14年間で最も濃密な時間が待っている。(角かずみ)