自身2度目の世界挑戦となるWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで王座奪取を誓う挑戦者の久田哲也=7日午後、大阪市内(ハラダジム提供)【拡大】
プロボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(24日、エディオンアリーナ大阪)で8度目の防衛を目指す王者の寺地拳四朗(29)=BMB=に挑む同級1位の久田哲也(36)=ハラダ=が7日、オンラインで練習を公開。シャドーボクシングやミット打ちで軽めに汗を流し「勝つ自信しかない。楽しみにしていただきたい」と王座奪取を誓った。
久田は一昨年10月、WBA同級タイトルマッチでスーパー王者の京口紘人(27)=ワタナベ=に判定負けして以来、2度目の世界挑戦。当初は昨年12月19日に行われる予定だったが、寺地が同年7月に酒に酔って他人の車を傷つけていた不祥事が発覚したため、一度は中止となり、再調整を余儀なくされた。
「一時的にはがっくりきたが、(開催が)延びた分、いろいろな選手とスパーリングができ、弱点をクリアすることができた。今はプラスにとらえている」と言い切り「僕の方が世界王者にふさわしいことを証明したい」と力を込めた。
試合当日36歳5カ月の久田が勝てば、長谷川穂積の35歳9カ月(2016年9月、WBC世界スーパーバンタム級)を塗り替え、日本人男子最年長の世界王座奪取記録となる。「そこを狙っているわけではないが、そういう称号を得られるのはうれしい。36歳という年齢でもチャレンジでき、世界の一線で闘えることを証明したい」と意気込んだ。