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【安藤梢手記】聖火の偉大さ実感 スポーツの持つ力で「コロナ禍でも元気与えられれば」

【安藤梢手記】

聖火の偉大さ実感 スポーツの持つ力で「コロナ禍でも元気与えられれば」

聖火リレーの先陣を切ったのは、この面々! 2011年女子W杯で日本を感動させた「なでしこジャパン」が記念すべき第1走者。大会にむけて機運を盛り上げる=25日午前、Jヴィレッジ

聖火リレーの先陣を切ったのは、この面々! 2011年女子W杯で日本を感動させた「なでしこジャパン」が記念すべき第1走者。大会にむけて機運を盛り上げる=25日午前、Jヴィレッジ【拡大】

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期された東京五輪の聖火リレーが25日、東日本大震災から10年の福島県からスタートした。大会理念の「復興五輪」を象徴する場所として、東京電力福島第1原発事故の収束作業の拠点となったサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を出発。第1走者は、震災が起きた2011年のサッカー女子W杯ドイツ大会で優勝した日本代表「なでしこジャパン」の当時のメンバーが務めた。大役を果たした浦和のFW安藤梢(38)が、本紙に手記を寄せた。(取材構成・角かずみ)

 トーチに聖火がともった瞬間を、目の前で見ました。五輪、そしてスポーツの力の偉大さを再認識しました。セレモニーでは私の立ち位置が聖火皿の真後ろ。聖火の力強さも実感しました。

 「みんな、スタート頑張るぞ!! オー!!」

 スピーチの最後でした。サッカー女子日本代表の佐々木則夫元監督(62)が声を張り上げました。実は監督が最後のフレーズを言うのを忘れていて…。少し間が空いてから、かけ声がかかりました。でも、こういうことは代表チームでもよくあったこと。監督との久しぶりのやり取りに懐かしさを感じました。

 私自身、聖火リレーに参加するかどうか、考える部分がありました。2月末、主催者から連絡をいただきました。コロナの収束が見通せず、聖火ランナーを辞退される方がたくさんいます。参加を決めた理由は、私が現役選手としてやれることがあると思ったからです。

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