2021.3.19 05:01

6度中5度ファウルも…橋岡優輝、22年ぶり室内日本新 男子走り幅跳び8メートル19でV/陸上

6度中5度ファウルも…橋岡優輝、22年ぶり室内日本新 男子走り幅跳び8メートル19でV/陸上

男子走り幅跳びで8メートル19の室内日本新記録をマークし、笑顔の橋岡優輝=大阪城ホール

男子走り幅跳びで8メートル19の室内日本新記録をマークし、笑顔の橋岡優輝=大阪城ホール【拡大】

 男子走り幅跳びは2019年世界選手権8位の橋岡優輝(22)=日大=が室内日本記録を22年ぶりに塗り替える8メートル19で優勝した。日大で師事する森長正樹コーチ(48)の記録を12センチ更新。男子60メートル決勝は19年世界選手権400メートルリレー銅メダルの多田修平(24)=住友電工=が6秒56で制した。

 心は折れかけていた。橋岡は6度の試技で5度のファウル。5度目の跳躍でようやく生まれた記録が、室内日本新の8メートル19だった。

 「やらかしたなと…。(踏み切りの成功を示す)白旗が上がって安堵(あんど)しました」

 助走路は屋外と異なり、跳ねる感覚があったという。なかなか適応できず、踏み切りが合わなかった。それでも、恩師の森長コーチが保持した記録を22年ぶりに更新。学生最後の試合を飾った。

 空中動作でバランスが崩れる課題に向き合い、冬季練習では筋力トレーニングで体幹を重点的に強化。瞬発力に磨きがかかり、助走の出足が鋭くなった手応えを得た。

 4月から富士通に進む。「森長先生の記録を目標にしていた。なんとかクリアできてよかった。東京五輪のメダル獲得を目指して頑張っていきたい」。目指すはさらなる大ジャンプだ。(鈴木智紘)