2021.2.21 16:48

「五輪で見たいと思わせるようなパフォーマンスを」山西、大会新連覇/陸上

「五輪で見たいと思わせるようなパフォーマンスを」山西、大会新連覇/陸上

特集:
東京五輪競技ニュース
男子20キロ 1位でゴールする山西利和=21日、神戸市東灘区(撮影・鳥越瑞絵)

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 陸上・日本選手権20キロ競歩(21日、神戸市六甲アイランド甲南大周辺コース)男子は東京五輪代表の山西利和(25)=愛知製鋼=が大会新記録の1時間17分20秒で2連覇を果たした。2位の高橋英輝(28)=富士通、3位の池田向希(22)=東洋大=と五輪代表3人による争いで完勝した。女子は同五輪代表の藤井菜々子(21)=エディオン=が1時間30分45秒で初優勝し、7連覇を狙った岡田久美子(29)=ビックカメラ=は2位だった。

■東京五輪代表の三つどもえ決戦完勝

 世界王者が貫禄の歩きで連覇を飾った。2019年世界選手権で金メダルの山西が、東京五輪代表の三つどもえ決戦で完勝。大会新を記録し、強さを見せた。

 「優勝という結果を残して、ホッとしたかなというところです」

 スタート直後から3人で先頭集団を形成。中盤までは一進一退だったが、12キロ過ぎから1キロ3分45秒のハイペースで揺さぶった。ここでは高橋、池田もついてきたが、その後も山西が1キロ3分50秒台前半のペースで押していくと、15キロ過ぎに2人は脱落。44秒差をつけて圧勝した。

■五輪代表「プレッシャーという思いはない」

 コロナ禍で7月23日開幕の東京五輪は開催を危ぶむ声も多い。金メダルの期待もかかる山西は「私たちアスリートは中身の部分を作っていく。そのスポーツを五輪で見たいと思わせるようなパフォーマンスを残していくしかない」とさらなる研鑽(けんさん)を誓った。

 異例の延期により、五輪代表の看板も1年以上背負うことになった。それでも「いろんなものを背負わせていただける立場。プレッシャーという思いはない。最後に支えてくれるのが、逆にそこかなと思います」と王者らしくぶれない姿勢を示していた。(大石豊佳)

★岡田久美子の7連覇阻止!!女子は藤井菜々子が初優勝

 藤井は6連覇中の岡田を15キロ過ぎに抜き去り、そのまま譲らずゴールテープを切った。第一人者を破っての初優勝に「今日は素直に喜びたい」と声を弾ませた。それでも岡田が昨年3月から10月ごろまで体調不良に苦しむなど調整が万全でないこともあり「たまたま勝てた。まだ岡田さんが1枚も2枚も上」とかぶとの緒を締めた。「これからもいいパートナーであり、ライバル。競歩を盛り上げていきたい」とヒロイン同士で切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。