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一山麻緒、大会新Vで代表対決制した!野口みずきの日本記録超えならず悔し涙…/大阪国際女子マラソン

一山麻緒、大会新Vで代表対決制した!野口みずきの日本記録超えならず悔し涙…/大阪国際女子マラソン

一山(右)は表彰式後、日本記録保持者の野口みずきさんと談笑した

一山(右)は表彰式後、日本記録保持者の野口みずきさんと談笑した【拡大】

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 年末に再びこれを実施する予定だったが、異変が生じた。へんとう炎で発熱し、声が出なくなるなど5日間の完全静養を余儀なくされた。「残り1カ月となったときに、順調…では正直なくって」と振り返った。この空白期間が、日本記録へのチャレンジに影を落とすことになった。

 最大の援軍も不在だった。鹿児島の両親がコロナ禍の影響で駆け付けることができなかった。5度目のマラソンにして初めてのことだった。「誰かのためじゃないと頑張れない」という一山の、最大の頑張る理由だ。永山監督の計らいで、大会前に宮崎合宿から帰阪する際に経路を鹿児島発に変更。空港で30分だけ家族だんらんの時間が設けられた。父・剛(たけし)さん(53)らの姿を見て「ホッとした」と力をもらったが、日本記録更新を実現するためには不可欠な存在だった。

 「オリンピックは、また開催がどうなるか(報道などで)見てはいるんですけど。やってくれると信じて、私は最高の走りができるように、最高の準備をしていきたいと思います」

 開催も危ぶまれる東京五輪だが、できるのは信じて走り続けるだけ。大会の歴史に名を刻んだ一山が、また新たなスタートを切る。(大石豊佳)

★一山麻緒・アラカルト

 ◆生まれ 1997(平成9)年5月29日生まれ、23歳。鹿児島・出水(いずみ)市出身。

 ◆経歴 運動会の徒競走で1等賞を取ろうと小学5年で競技を始める。鹿児島・出水中央高卒。ワコール所属。

 ◆成績 初マラソンだった19年3月の東京で2時間24分33秒を出し、日本勢最高の7位。東京五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」は2時間32分30秒で6位。昨年3月の名古屋ウィメンズは、日本歴代4位で国内最高の2時間20分29秒を出して優勝した。

 ◆高校時代 トラック種目では全国を経験したが、全国高校女子駅伝には出場できなかった“無名”の存在。

 ◆憧れの選手 高橋尚子と福士加代子。高橋が金メダルを獲得した2000年シドニー五輪は、繰り返し映像で見てきた。

 ◆趣味 料理。ショッピング。ストレスがたまったときは買い物に出かけて発散。

 ◆好物 うなぎ。安納芋。

 ◆好きな言葉 Icandoit。

 ◆好きな歌手 米人気女性シンガー・ソングライターのアリアナ・グランデ。

 ◆サイズ 158センチ、43キロ。