優勝しインタビューに答える一山麻緒=31日、ヤンマースタジアム長居(鳥越瑞絵撮影)【拡大】
陸上・大阪国際女子マラソン(31日、大阪・長居公園内周回コース)
東京五輪代表の一山麻緒(ワコール)が2時間21分11秒で制した。
目標に掲げた野口みずきが持つ日本記録の2時間19分12秒には届かなかった。一方、野口が保持した2時間21分18秒の大会記録は塗り替えた。
目に悔し涙をにじませた一山は「ただただ、力がなかったというのが正直な気持ち」と唇をかんだ。年末に体調を崩し、強度の高い練習を積めない時期があったという。
日本記録ペースを体感した五輪代表は「今はこれくらいしか走れないと分かった。もっともっと強くなれるように頑張っていきたい」と本番に向けて決意を新たにした。