2021.1.30 21:00

増田明美さん「今の一山さんなら日本記録の可能性高い」/31日大阪国際女子マラソン

増田明美さん「今の一山さんなら日本記録の可能性高い」/31日大阪国際女子マラソン

増田明美さん

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 「第40回大阪国際女子マラソン」(サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)は31日、大阪・長居公園内の周回路(約2・8キロ×約15周)で行われる。東京五輪代表の前田穂南(24)=天満屋=と一山麻緒(23)=ワコール=の直接対決が注目される中、1984年ロサンゼルス五輪マラソン代表でスポーツジャーナリストの増田明美さん(57)が大会を展望した。

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 29日の記者会見で、一山さんは日本記録を出すことを宣言しました。気負うことなく誓った、野口(みずき)さんが持つ2時間19分12秒への挑戦。自信があるからこそ、サラリと自然に出た言葉だと思います。

 1キロを3分18秒のペースで、42キロは2時間18分36秒。残り195メートルを36秒で走れば、野口さんの記録に並ぶ計算となります。野口さんの他に2時間20分を切った渋井(陽子)さん、高橋(尚子)さんの日本歴代3位までは全てベルリンでの記録。国内では例のないハイレベルな走りが必要となりますが、今の一山さんなら新記録の可能性は高いと思っています。

 昨年12月の日本選手権1万メートルで自己ベストを12秒近く更新する31分11秒56を出すなどスピード強化に成功し、記録を出すことに特化した質の高い練習をけがや故障もなくほぼ完璧にこなしてきた。期待しましょう。

 “特別仕様”となる今年の大会も、一山さんを後押しします。ベルリンなどと同じ男子のペースメーカーと、コロナ禍による周回コースへの変更。これで駆け引きは不要です。同じく記録を狙う前田さんは、自分から仕掛けてレースをつくるタイプ。今回は一山さんに分があるでしょうね。

 男子がペースメーカー、ガードランナーとして走ることに違和感を覚える人もいると思いますが、今回は五輪に向けて記録に特化した特別な大会。今、最も緊張しているのは(川内)優輝さんらペースメーカーの方かもしれませんね。(談)