2021.1.30 05:01

前田穂南、五輪前哨戦に勝つ「『2時間20分切り』を目指す」/マラソン

前田穂南、五輪前哨戦に勝つ「『2時間20分切り』を目指す」/マラソン

記念撮影でポーズを取る前田。スピード強化の成果をみせる (撮影・須谷友郁)

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 「第40回大阪国際女子マラソン」(31日、サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)の招待選手が29日、大阪市内で会見し、東京五輪代表の前田穂南(24)=天満屋=は同じく五輪代表の一山麻緒(23)=ワコール=と同様、野口みずきさんが2005年に樹立した日本記録(2時間19分12秒)の更新に自信をみせた。

 優勝して東京五輪代表の座を勝ち取った2019年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)以来のフルマラソン。コロナ禍で異例の開催となるが、前田の視線は少しもブレてはいなかった。

 「久しぶりのマラソンで、走れることが楽しみ。『2時間20分切り』を目指して頑張りたい」

 3度目の浪速路だが、今回は御堂筋などの公道ではなく、長居公園内の周回路を約15周するコースに変更。そんな中、五輪本番を見据え、日本記録の更新をめざす。「練習では思うような走りができないことが多かった」「当日、走ってみないと分からない」とネガティブな言葉を並べながらも、穏やかな口調の中に自信をのぞかせた。

 そのための準備は積んできた。コロナ禍で東京五輪が1年延期となる中、高速レースに備え、スピード強化に重点を置いて練習。昨年7月にはトラックの5000メートル(15分35秒21)、1万メートル(31分34秒94)で自己ベストを更新し、「スピード練習には苦手意識があったが、去年に比べ、楽にスピードに乗れるようになった。自己ベストを出せたり、自分の中で自信になっている」と手応えをつかんだ。

 無観客、周回コースと異例ずくめの形で行われる今大会。年末に左脚を痛めたが、前田は「痛みは気にならない。周回も特に気にしていないし、練習も変えていない」と言い切った。

 「開催されることに感謝したい」という“五輪前哨戦”。注目される一山との五輪代表による直接対決も制し、東京五輪への大きな弾みにしてみせる。(月僧正弥)