2021.1.21 21:48

日本陸連、20年の表彰者を発表 優秀選手賞の田中希実「楽しむことを忘れずに突き進んでいきたい」

日本陸連、20年の表彰者を発表 優秀選手賞の田中希実「楽しむことを忘れずに突き進んでいきたい」

新谷仁美、相沢晃、金井大旺

新谷仁美、相沢晃、金井大旺【拡大】

その他の写真(1/3枚)

 日本陸連は21日、2020年の表彰者を発表し、女子1万メートルで日本記録を大幅に塗り替え東京五輪代表となった新谷仁美(積水化学)が最優秀選手に輝いた。ハーフマラソンでも日本記録をつくった新谷はオンラインで取材に応じ「とてもうれしいのと同時に、今後も頑張ろうと意識させてくれる賞」と語った。

 相沢晃(旭化成)は男子1万メートル、金井大旺(ミズノ)は同室内60メートル障害、田中希実(豊田自動織機TC)は女子1500メートルと3000メートルの日本記録を更新するなどの活躍で優秀選手賞を受賞した。19年新人賞の田中は東京五輪切符を5000メートルで獲得。複数種目で躍進し「ステップアップできている」と喜んだ。

 男子3000メートル障害の三浦龍司(順大)、同棒高跳びの古沢一生(群馬・前橋育英高)、女子短距離の児玉芽生(福岡大)、同長距離の広中璃梨佳(日本郵政グループ)が新人賞を受賞した。

 正装した受賞者が一堂に会する例年12月開催の式典は見送られ、東京五輪実施さえ危ぶまれる状況。収まらない新型コロナウイルス禍に、オンラインで取材に応じた選手は複雑な心境を語った。

 田中は「いつどのタイミングで(五輪が)なくなると言われてもおかしくない状況。今できることに集中するしかない」と話し、金井は「世間の意見が一致しないと開催がちょっと厳しい状況になる」と気をもむ。新谷は出場を予定する海外のレースが中止濃厚と前途多難で、「どっしり構えていようと思う」と自らに言い聞かせるような口ぶりだった。

 受賞選手が日本陸連を通じて発表した談話は次の通り。

新谷仁美「挑戦の心を忘れずに競技と向き合い、ファンに喜んでもらえる結果を出したい」

相沢晃「この賞に恥じることなく、五輪でいい成績を残せるように頑張りたい」

金井大旺「20年は自己ベストを3回更新できて、とてもいいシーズンだった。今よりもレベルアップした姿を見せられるよう頑張っていきたい」

田中希実「昨年学んだことを最大限に生かし、楽しむことを忘れずに突き進んでいきたい」

三浦龍司「東京五輪が開催されるので(新型コロナウイルス禍で)大変な思いをされている方々に元気と感動を与えられるように頑張る」

古沢一生「大学生という新たなカテゴリーになるが、1年生から積極的に勝負をし、世界のレベルに後れを取らないような選手になりたい」

児玉芽生「応援のおかげで(100メートル)日本歴代3位の11秒35で走ることができた。日本記録更新を目指したい」

 広中璃梨佳「20年最後のトラックレースを悔しい思いで終わった分、今年はチャレンジしていきながら世界で戦える選手を目指す」