2021.1.18 05:01

田中希実、1年ぶり2度目1万メートルでV ラスト1周で逆転/陸上

田中希実、1年ぶり2度目1万メートルでV ラスト1周で逆転/陸上

賞状を手にニッコリ。まだまだ五輪切符を狙う(撮影・鳥越瑞絵)

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 陸上女子・京都中長距離競技会(17日、京都市・たけびしスタジアム京都)女子1万メートルは、東京五輪の5000メートル代表に内定している田中希実(21)=豊田自動織機TC=が31分59秒89で制した。一時は10秒以上の差を広げられながら終盤にスパートし、ラスト1周で安藤友香(26)=ワコール=を鮮やかに逆転してV。今後は日本女子初となる1500メートルや1万メートルでも五輪切符を獲得を目指し、さらなる進化を誓った。

 “2度目”の五輪イヤー初戦に確かな手応えをつかんだ。5000メートルの五輪切符を持つ田中が1万メートルで圧巻の逆転Vだ。

 「1万メートルは1年以上ぶりの2回目だったので、上手に力を使いながら走れたらと思っていた。いいスタートを切れた」

 序盤から安藤が独走。しかし「無理はしない」と冷静に進めて、終盤にスパートした。最後の1周で抜き去り、2019年5月以来の1万メートルで25秒92もタイムを縮めた。5月の日本選手権の参加標準記録を突破し、同種目も五輪出場の可能性が出てきた。「権利を取れたら」と強調した。

 さらに、昨年日本記録を樹立し五輪参加標準記録まであと1秒07の1500メートルへの思い入れも強い。男女を通じ日本勢は過去1度も五輪出場を果たしていない1500メートルの出場権を得られれば、日程が同じ8月2日で重なる5000メートルは辞退することも想定。そこへ1万メートル(8月7日)も…と“夢プラン”が広がる。

 コロナ禍で先行きは不透明な中、年明け初戦で実力を発揮した21歳。「とにかく足元を固める」と気を引き締めた。(大石豊佳)