2021.1.16 22:52

新生さいたまブロンコスが船出 池田純代表「気に掛けてもらえるクラブに」/Bリーグ

新生さいたまブロンコスが船出 池田純代表「気に掛けてもらえるクラブに」/Bリーグ

 バスケットボールBリーグ3部(B3)が16日、各地で開幕し、さいたまブロンコスはさいたま市の浦和駒場体育館で金沢との今季開幕戦に臨んだ。試合は70-82で敗れたが、経営を指揮する池田純代表(44)は「コロナ禍で緊急事態宣言も出される中、試合を開催できるのは幸せなこと。身が引き締まる思い」と集まったファンに感謝を示した。

 2016年までプロ野球DeNAの初代球団社長を務めた池田代表は昨年3月、さいたまの経営権を取得。多額の債務を解消するなどして経営を建て直し、“新生ブロンコス”を立ち上げた。チームカラーも緑から「サベージレッド=赤」に刷新し迎えた新チームの初戦。会場は感染対策で50%の入場制限があったものの、510人ものファンが集結した。

 プロ野球の世界ではイニング間イベントの充実、飲食へのこだわりなど独創的なアイデアを具現化し、球界屈指の人気球団へとDeNAを改革した池田代表。今回も開幕2試合を入場無料にしたり、限定Tシャツや応援用のバルーンが売られた会場前のグッズショップに自ら立ってファンと積極的に交流したりと、斬新な取り組みで来場者を喜ばせた。

 極めつけはクラブマスコット。着ぐるみではなく、埼玉生まれの本物のポニーを“リアルマスコット”に指名し、試合前のコートでお披露目。子供たちとふれ合う場も設けるなどして、会場は温かな空気に包まれた。

 勝利を逃し「ひと言、悔しい。忘れていた勝負の世界の感覚を久しぶりに思い出しました」と唇をかんだ池田代表だが「『(球団公式)YouTubeやツイッターを見ていますよ』など温かい言葉も掛けてもらい、埼玉の皆さんが見守ってくれていることを感じました。まだ1試合目で課題もたくさんありましたが、楽しんでもらいたい、勝ちたいという思いを出して、恩返したい」と決意を新た。

 「一度は埼玉の人たちの心が離れてしまったクラブ。お客さんに『また会場に来たいな』と思っていただき、いつも気に掛けてもらえる存在にしたい」と、地域にとってかけがえのない存在となるべく強い思いを口にした。

新チームの契約第1号選手でスモールフォワード(SF)泉秀岳「こういう(コロナの)状況で、さいたまの試合を見に行くという選択をしてくれたファンに感謝したいと思います。チームが変わったところをみんなに知ってもらうにはハードワークがすごく大事。しっかりやっていければ」