2021.1.14 17:52

「隠蔽の隠蔽」とロシアを非難 CAS、組織的な不正問題

「隠蔽の隠蔽」とロシアを非難 CAS、組織的な不正問題

 ロシアの組織的な不正で、世界反ドーピング機関(WADA)が同国に科した4年の処分期間を2年間に短縮したスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定に関する報告書の中で、CASがロシアを「隠蔽の隠蔽」を行ったと非難していることが分かった。AP通信などが14日までに報じた。186ページに及ぶ報告書は近く公表される予定。

 CASは昨年12月、ロシア選手団を東京五輪・パラリンピックや2022年北京冬季大会から除外する裁定を発表。違反歴や疑惑がない選手のみ個人資格での出場を認めるとした。

 一方で報告書は、五輪など主要大会から除外する処分の軽減についても説明。WADAが当初提示した4年の期間は夏季、冬季五輪1度ずつを想定していたとし、仮に4年とすると24年パリ五輪も含まれることや、重い処分を与えることが次世代の選手に重大な影響を及ぼすことを考慮したという。(共同)