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厳戒の大相撲初場所幕開け、なにこれ珍百景 掲示板にズラリ…休場関取16人

厳戒の大相撲初場所幕開け、なにこれ珍百景 掲示板にズラリ…休場関取16人

新型コロナの影響で十両は28人のうち9人が休場し、本来なら東西14人ずつの土俵入りで東方は9人だけ。“ソーシャルディスタンス”で行われた (撮影・土谷創造)

新型コロナの影響で十両は28人のうち9人が休場し、本来なら東西14人ずつの土俵入りで東方は9人だけ。“ソーシャルディスタンス”で行われた (撮影・土谷創造)【拡大】

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 新型コロナウイルスの感染急拡大で首都圏に緊急事態宣言が発令された中、大相撲初場所は10日、東京・墨田区の両国国技館で初日を迎えた。場所前の緊急PCR検査で5力士の陽性が判明。濃厚接触の可能性がある者や5日に感染が判明して入院した横綱白鵬(35)らを含め、コロナ関連で65力士が初日から休場した。場所中に感染が拡大すれば打ち切りの可能性もある綱渡りの15日間。戸惑いと手慣れた様子が交錯した。

 新春にことほぐ、空気感はない。緊急事態宣言下で、観客動員は上限5000人を厳格に守る初場所の土俵。八角理事長(57)=元横綱北勝海=は、恒例の協会あいさつで謝罪の言葉を盛り込んだ。

 「このたびは場所前、相撲部屋において複数の関係者の感染が判明し、多大なご心配をお掛けしましたことを深くおわび申し上げます」

 場所直前、感染拡大防止を徹底するため親方、力士ら協会員878人を対象にPCR検査を行った結果、5力士の陽性が判明した。濃厚接触の可能性がある者や感染が判明した白鵬らを含め、コロナ関連に関わる全休が全力士(665人)の約1割に当たる65人。腰痛の横綱鶴竜(35)を含めて戦後最多となる関取16人が初日から休む異常事態となった。

 28人のうち9人が休み、本来14番ある取組が9番となった十両の土俵入りでは、力士同士の間隔が皮肉にもソーシャルディスタンス(社会的距離)にならざるを得なかった。東十両10枚目の宇良(28)は「いつもは(両隣と)もうちょっと詰めていた。どれくらいの距離を取っていいのかわからず、すぐに最後の力士が(土俵上に)呼ばれてびっくりした」と、東西で約4分間で終わった土俵入りを振り返った。

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