2020.12.14 19:14

箱根走るために留年・青学大“5年生”竹石 「雪辱の山上り」に意欲/駅伝

箱根走るために留年・青学大“5年生”竹石 「雪辱の山上り」に意欲/駅伝

特集:
箱根駅伝
青学大・竹石=2018年撮影

青学大・竹石=2018年撮影【拡大】

 来年1月2、3日に行われる第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(往路107・5キロ、復路109・6キロ)で2連覇を狙う青学大が14日、オンラインで記者会見した。留年して箱根路に再挑戦する“5年生”の竹石尚人(4年)は、山上り5区でのリベンジも視野に最後の大舞台に臨む。

◆前回は故障で無念の給水係

 もう一度、箱根路へ。留年して3度目の箱根駅伝に臨む実質5年生の竹石。ポーカーフェースの表情は崩さなかったが、言葉からは覚悟がにじんだ。

 「チーム、スタッフの皆さんが僕の決断を受け入れ、平等に接してくれた。充実した1年を過ごすことができ、今が一番力がある状態」

 過去の箱根駅伝出場は2度。いずれも山上り5区を走った。2年時は途中で両足をつりながらも区間5位の走りでチームの4連覇に貢献した。「山の神」襲名が期待された3年時は区間13位と低迷。チームも5連覇を逃した。雪辱を誓った前回大会は直前に左ふくらはぎを故障し、登録メンバー入りを外れた。裏方としてチームを支え、同学年で3区の鈴木塁人(たかと)=現SGホールディングス、7区の中村友哉(大阪ガス)の給水係を務めた。

 箱根の借りは箱根で返す。もう一度、箱根路を走るために留年を決意した竹石。集大成の舞台で希望区間としてあげたのは「5区か8区」。山上り5区には前回大会で区間新記録の区間2位と快走した飯田貴之(3年)がいるが、山上りでのリベンジに意欲を示した。飯田は「5区を走り区間賞で優勝に貢献したい」と話しており、区間配置などの作戦を隠す原晋監督が5区に誰を配置するかも注目だ。

 チームは完全優勝での2連覇を目標に掲げる。「支えてくれた方々に走りで恩返しができるように、残された時間を過ごしていく」。竹石が再びフレッシュグリーンのたすきをつなぐ。(武田千怜)

竹石 尚人(たけいし・なおと)

 1997(平成9)年7月1日生まれ、23歳。大分県出身。大分・鶴崎工高卒。箱根駅伝は2、3年時に5区を走り、それぞれ区間5位、13位。出雲駅伝は3年時に最終6区2位、4年時に5区6位。全日本大学駅伝は2年時に6区4位。1万メートルの自己ベストは28分50秒63。174センチ、55キロ。