【一問一答】
新十両に昇進し、オンラインで記者会見した王鵬=25日午前、東京都江東区の大嶽部屋(日本相撲協会提供)【拡大】
日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で大相撲初場所(来年1月10日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、史上2位の優勝32回を誇る元横綱大鵬(故人)の孫、納谷改め王鵬(20)=本名納谷幸之介、東京都出身、大嶽部屋=と、東洋大出身の白石改め東白龍(24)=本名白石雅仁、東京都出身、玉ノ井部屋=の新十両昇進を決めた。
新十両の王鵬は冷静な表情で語った。
――昇進を決めた。
「良かったというか、落ち着いた感じがする」
――新しいしこ名に。
「祖父の鵬の字をいただけて、ありがたい。しこ名に見合った人間になれるよう頑張りたい」
――初土俵から約3年での昇進について。
「自分の中では納得がいっていない。入った頃は2年で上がろうと思っていたので、時間がかかったと思う」
――高い注目度には。
「うれしいこと。たいしたことないと思われないよう、見劣りしないように頑張っていきたい」
――どんな関取に。
「人間的にも尊敬される関取になりたい」
――付け人を務めた大関貴景勝に学んだことは。
「振る舞いというか、雰囲気が全然違う。上に立つ人はこういうことなんだなと思った」
――横綱への憧れは。
「やるからには一番上を目指しているので、憧れはある。稽古するしかない」
――来年の抱負を。
「番付を下げることがないように、しっかり勝っていきたい。新入幕を目指して頑張っていく」