2020.11.22 20:31

貴景勝「1人では優勝できなかった」 2年ぶりV、唇かみしめ感情こらえる/11月場所

貴景勝「1人では優勝できなかった」 2年ぶりV、唇かみしめ感情こらえる/11月場所

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貴景勝
優勝し内閣総理大臣杯を受け取る貴景勝 =両国国技館(撮影・桐原正道)

優勝し内閣総理大臣杯を受け取る貴景勝 =両国国技館(撮影・桐原正道)【拡大】

 東京・両国国技館で行われた大相撲11月場所で22日、大関貴景勝が自身2度目の優勝を果たし、一年納めの場所を締めくくった。その瞬間、大銀杏が乱れて息も上がる中で口を結び、目も閉じて、湧き上がるさまざまな感情をこらえた。

 2年ぶりに抱いた賜杯の重みを確かめた後、優勝インタビューで真っ先に口を突いて出たのは、感謝の言葉。「1人では優勝できなかった。調子が悪い時でも懐で守ってくれた千賀ノ浦親方、おかみさんはじめ、皆さんのおかげで結果を残せた」と謙虚に話した。

 本割で照ノ富士に敗れても貴景勝の表情は変わらず、淡々と優勝決定戦に備えた。気合十分な様子が見て取れる照ノ富士とは対照的。覚悟を決めた思い切りのいい押し相撲で一気に勝負を決め「自分ができることは一生懸命、お客さんの前で良い相撲を見せること。それだけ考えて15日間やった」と信念を貫いた。

 喜びを内に隠し、表情に出さない姿は力士そのもの。多くを語らない代わりに、看板力士の役目を果たした大関の貫禄が背中から十分漂っていた。

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