2020.11.22 19:24

55秒差逆転!東京五輪女子マラソン代表・鈴木亜由子「さらに高みを目指して頑張っていきたい」/女子駅伝

55秒差逆転!東京五輪女子マラソン代表・鈴木亜由子「さらに高みを目指して頑張っていきたい」/女子駅伝

5区を走る日本郵政の鈴木亜由子(右)と積水化学の森智香子=22日、仙台市(鳥越瑞絵撮影)

5区を走る日本郵政の鈴木亜由子(右)と積水化学の森智香子=22日、仙台市(鳥越瑞絵撮影)【拡大】

その他の写真(1/2枚)

 日本郵政グループが2時間13分34秒の大会新記録で2年連続3度目の優勝を果たした。2位で迎えた5区で東京五輪マラソン代表の鈴木亜由子(29)が区間1位の快走を見せ逆転した。3区で新谷(にいや)仁美(32)が区間記録を塗り替えた積水化学が1分16秒差の2位。ワコールは4位で、マラソン代表の一山麻緒(23)は3区で区間3位だった。8位の九電工までが来年のシード権を獲得。マラソン代表の前田穂南(24)が3区で区間8位だった天満屋は11位だった。

 ◆前半から飛ばし区間賞

 トップの積水化学が通過してから55秒後。日本郵政グループの紫色のたすきを握りしめた鈴木が第4中継所を一気に飛び出した。力強くリズムミカルにピッチを刻み加速。7・5キロ地点で先頭の背中をとらえ、颯爽と抜き去った。

 「みんなが必死につないでくれたたすき。チームの優勝のために、いかなければ、という気持ちで追いかけた」

 前半から積極的に攻め、区間記録(32分10秒)に迫る32分18秒をマーク。「高橋監督からお前は前半が遅いと口酸っぱく言われていた。汚名返上できた」と笑顔を見せた。区間賞の走りで、2位に29秒差をつけ、最終6区の大西ひかりに後を託した。

 ◆けがに苦しんだ1年

 1月に右太もも裏の肉離れを発症するなど、この1年はけがに苦しんだ。思い通りに練習できない中で、トレーニングに自転車を取り入れるなど試行錯誤した。「タフさがついてきた。1つ(成果が)形としてあらわれたが、まだ力不足。さらに高みを目指して頑張っていきたい」。

 紅葉色づく杜の都での疾走を足がかりに、来夏の東京五輪へ駆け抜ける。(武田千怜)