2020.10.19 05:01

貴景勝、正代に13番8勝 3日連続「大関同士」の三番稽古

貴景勝、正代に13番8勝 3日連続「大関同士」の三番稽古

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貴景勝
3日連続で大関同士の三番稽古を行った貴景勝(左)と正代(代表撮影)

3日連続で大関同士の三番稽古を行った貴景勝(左)と正代(代表撮影)【拡大】

 大相撲11月場所(8日初日、両国国技館)へ向けて出稽古が解禁され、希望者を対象とした異例の合同稽古3日目が18日、東京・墨田区の国技館内の相撲教習所で実施された。9月の秋場所後に昇進した新大関正代(28)と貴景勝(24)は3日連続で大関同士の三番稽古(同じ相手と何度も取る)を行い、貴景勝の8勝5敗だった。

 巡業や一門による連合稽古でもなかなかみられない光景だ。二所ノ関一門の貴景勝と時津風一門の正代。一門の異なる大関同士が、3日続けて三番稽古。2番目に押し出された正代が、貴景勝の当たりを鼻に受け、左鼻腔から血を流すほど熱い13番で、合同稽古の前半3日間を終えた。

 相手に正代を指名する貴景勝は、一気の出足で圧倒する場面も。まわしを取って土俵際で残すと、四つ相撲の正代が逆襲に転じた。先輩大関は「なかなか普段できないし、せっかく来たので意味のある稽古をしたいと思った。結果としてお互い高めあえればいいし、おのずとお互い磨ける部分があると思う」。

 今回の合同稽古は事前に参加を申請。直前のPCR検査で陰性が確認された関取9人らが参加している。19日は再びPCR検査を受けるため1日休みとなるが、正代は「気が向いたらトレーニングをするかもしれない。そのときの自分のやる気に任せる。このペースで、しっかりやり切りたい」。

 2人の稽古は、初日の申し合い(勝った者が何度も取る)の3番を含めて計35番(貴景勝の20勝15敗)。切磋琢磨(せっさたくま)の時間は、まだ十分にある。(奥村展也)