2020.10.18 05:02

正代VS貴景勝はドロー 連日の出稽古で大関対決6勝6敗

正代VS貴景勝はドロー 連日の出稽古で大関対決6勝6敗

特集:
貴景勝
両国国技館内の相撲教習所で稽古する正代(右)と貴景勝=17日

両国国技館内の相撲教習所で稽古する正代(右)と貴景勝=17日【拡大】

 大相撲11月場所(8日初日、両国国技館)へ向けて出稽古が解禁され、希望者を対象とした異例の合同稽古2日目が17日、東京・墨田区の国技館内の相撲教習所で実施された。9月の秋場所後に昇進した新大関正代(28)は2日連続で貴景勝(24)との大関同士の三番稽古(同じ相手と何度も取る)を行い、6勝6敗だった。

 背中はみせない。先輩大関からの声掛けを、正代が受けて2日連続で行われた三番稽古。2番目から貴景勝に4連敗を喫した新大関が、3連勝で盛り返す。6勝6敗。一歩も引かず、互角で終えた。

 「(貴景勝から)指名をしていただいているので」。正代が年上だが、敬語を使う。番付は同等となったことで判断の裁量もあるが、拒むことはしない。巡業などでも貴景勝と相撲を取る機会が少なく、「すごい新鮮な感じはあります」。幕内では過去5勝7敗で、直近は3連勝している。

 秋場所後に昇進し、故郷の熊本・宇土市に凱旋(がいせん)するなど忙しい時間を過ごした。この出稽古に合わせ、相撲を取り始めたのは15日から。部屋の幕下力士に胸を出した程度で、前日16日には貴景勝といきなり10番取った。「体力が落ちている。続けて何番も力が出るようにしたい。当たってから2歩目が出ないと感じている」と反省が口をついた。

 今回の合同稽古には参加しない朝乃山(26)を加え、20代の3大関は平成28年春場所(琴奨菊、稀勢の里、豪栄道、照ノ富士)以来。貴景勝、朝乃山も大関としての優勝経験はなく、さらに上の番付を目指す3人は、横一線にいる。弱気はみせられない。(奥村展也)