2020.9.25 05:03

IOC・バッハ会長、冒頭演説で開催に自信「大会は必ず成功する」

IOC・バッハ会長、冒頭演説で開催に自信「大会は必ず成功する」

リモート参加であいさつするバッハ会長(奥)。改めて開催に強い意欲を示した。左は組織委の森会長、右は東京都の小池知事(代表撮影)

リモート参加であいさつするバッハ会長(奥)。改めて開催に強い意欲を示した。左は組織委の森会長、右は東京都の小池知事(代表撮影)【拡大】

 新型コロナウイルスの感染拡大で来夏に延期された東京五輪の準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会と大会組織委員会の幹部による合同会議が24日、テレビ会議で始まった。IOCのトーマス・バッハ会長(66)は冒頭のあいさつで「大会は必ず成功する」と鼓舞。日本側とIOCや各国オリンピック委員会(NOC)、国際競技連盟(IF)などの緊密な連携を訴えた。

 史上初の延期決定から半年。バッハ会長は冒頭のあいさつでモニター越しに8分間、演説した。

 「われわれは同じボートに乗り合わせた立場。同じ方向に向かってこぎ続ける。必ず実現できる」

 随時行われている合同会議にバッハ会長が出席するのは異例。新型コロナウイルスの世界的流行に収束が見えない中、これまでも来夏の東京五輪開催に自信を示してきたIOCのトップは、この日もさまざまな事例を示して開催を訴えた。

 就任したばかりの菅義偉首相とは前日23日、電話会談し、「友好的で有益な会話を交わせた」。政府が都や組織委と新型コロナウイルス対策検討調整会議を立ち上げたことなど「コロナ対策にフォーカスされていると分かった」と信頼を示した。

 9月に開催された全米オープンテニスや自転車のツールドフランスなど「大きなスポーツ大会が成功裏に開催された。ワクチンがなくても安全な大会を開催できることを示してくれた」と指摘。「医療関係者に聞くと、来年に入れば数カ月で複数のワクチンができる可能性もある」と、開催への自信を示した。

 「ポストコロナ時代に合わせた大会にしないといけない」と新たな五輪の在り方を求めたバッハ会長。IFやNOCなどに選手を除く関係者の参加人数削減を要請した結果、現時点で10~15%の削減となる見通しとなったことが、大会関係者への取材で判明した。

 行く手に難問が立ちはだかることは認めつつも「大会は必ず歴史的なものになる。ともに成功させましょう」。バッハ会長は締めくくった。