2020.9.17 17:21

太田雄貴会長「変化を恐れず」 新たな観戦スタイルで全日本選手権開幕/フェンシング

太田雄貴会長「変化を恐れず」 新たな観戦スタイルで全日本選手権開幕/フェンシング

競技後、ベンチを消毒する選手=17日、東京・駒沢体育館

競技後、ベンチを消毒する選手=17日、東京・駒沢体育館【拡大】

 フェンシングの全日本選手権が17日から東京・駒沢体育館で始まった。新型コロナウイルスの感染防止を最優先に無観客で3日間、準決勝までを実施し、26日に別会場で決勝を行う。インターネット中継から寄付できる「投げ銭」システムも導入。日本協会の太田雄貴会長は新たな観戦スタイルに「苦労はありすぎるけど、変化を恐れないというのが今回の重要なポイント」と語った。

 昨年の全日本決勝のオープニングは著名なアーティストが参加したほか、剣先を線のように視覚化し、観客に分かりやすくする新技術を採用。計約3200人の観客を魅了した。無観客の今回は、試合当日に全選手の感染検査を実施。密を避けるためピスト(競技コート)を4面に減らして試合ごとに消毒し、審判員もフェースガードをつけた。女子エペで決勝に進んだ佐藤希望(大垣共立銀行)は「検査の方が緊張した。やりづらさは感じなかった」と受け止め、普段の力を発揮した。

 コロナ禍が見通せず、中止や延期も検討したという。大会運営はクラウドファンディングで当初の目標を上回る800万円超を集めるなど試行錯誤してこぎつけた。自身も五輪メダリストとして、選手に戦う場を提供することに尽力した太田会長は「やり切るのが一番大事。ここまでやれば安心して運営できると証明できた」と話している。