2020.9.17 00:18

前世界陸連会長に実刑判決 ドーピング隠蔽で収賄罪、東京五輪招致でも疑惑

前世界陸連会長に実刑判決 ドーピング隠蔽で収賄罪、東京五輪招致でも疑惑

 ロシアの組織的ドーピング隠蔽に関与した疑惑で、収賄や背任などの罪に問われたセネガル人の前世界陸連(旧国際陸連)会長ラミン・ディアク被告(87)に対し、パリの裁判所は16日、禁錮4年(うち実刑2年、執行猶予2年)、罰金50万ユーロ(約6200万円)の判決を言い渡した。求刑は禁錮4年、罰金50万ユーロだった。

 元国際オリンピック委員会(IOC)委員でもあるラミン被告は息子のパパマッサタ被告(55)と共に、東京五輪の招致に絡んで日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長が贈賄容疑で正式捜査の対象となった疑惑でも、収賄の疑いが持たれている。

 判決で裁判長は「国際陸連会長として犯した罪は重大だ。陸連の目的と価値、スポーツに求められる誠実さを傷つけた」と指摘した。判決後、弁護側は記者団に「不当判決だ」として控訴する意向を示した。

 国際手配されながらセネガルにとどまり欠席裁判となったパパマッサタ被告も収賄罪などで禁錮5年、罰金100万ユーロの判決を言い渡された。弁護士は控訴すると述べた。

 判決は、両被告がドーピング隠蔽で世界選手権などの大会出場を可能にした見返りに、ロシアの選手らに計約320万ユーロを要求もしくは受け取り、ラミン被告はセネガルでの選挙資金もロシア側から受け取ったと認定した。(共同)