2020.9.8 15:35

京口、11・3大阪でV3戦 コロナ禍初のボクシング国内世界戦

京口、11・3大阪でV3戦 コロナ禍初のボクシング国内世界戦

WBAライトフライ級スーパー王者の京口紘人選手(右)の表敬を受け、ベルトを掛ける大阪府の吉村洋文知事=8日午前、大阪府庁

WBAライトフライ級スーパー王者の京口紘人選手(右)の表敬を受け、ベルトを掛ける大阪府の吉村洋文知事=8日午前、大阪府庁【拡大】

 プロボクシングのWBAライトフライ級スーパー王者の京口紘人(26)=ワタナベ=が8日、大阪市内で会見し、同級11位のタノンサック・シムシー(20)=タイ=と11月3日にインテックス大阪で3度目の防衛戦を行うと発表した。コロナ禍でボクシング興行が中断されて以降、国内で行われる男子では初の世界戦。「良い形で興行を終わりたい」と静かな闘志をのぞかせた。京口の戦績は14戦14勝(9KO)。

★ともに14戦14勝

 待ちに待った試合が決まった。京口の表情には喜びと自信があふれていた。

 相手は14戦14勝(12KO)とデビュー以来無敗で、世界初挑戦の20歳。戦績は同じながらも年齢で6歳、世界戦6度とキャリアで上回り、「油断はできないが、差を見せつけられたら良い」と言い切った。

 逆境を力に変えた。5月9日に堺市で予定されていた防衛戦がコロナ禍で中止になった後も、休むことなくトレーニングを続けてきた。昨年7月から始めたフィジカルトレーニングの成果でパワーがついたと実感している。前日7日には昨年10月に2度目の防衛戦を戦った久田哲也(35)=ハラダ=と大阪市内でスパーリングを実施。好感触を得た。

 対戦相手、会場は決まったが、コロナ禍で相手が来日できる保証はなく、試合が再びキャンセルとなる可能性も残る。だが、京口は「やれることを日々やっていくだけ」ときっぱり。

 WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(28)=BMB=との王座統一戦も視野に階級最強を目指す26歳は歩みを止めることなく、前に突き進む。(月僧正弥) 

京口 紘人(きょうぐち・ひろと)

 1993(平成5)年11月27日生まれ、26歳。大阪・和泉市出身。大商大卒業後、ワタナベジムに所属。2016年4月にプロデビュー。17年2月に東洋太平洋ミニマム級王座。同年7月にIBF同級世界戦で判定勝ちし、プロデビューから1年3カ月6日の日本最速記録で世界王座獲得。18年12月にWBAライトフライ級世界戦に勝利し、2階級制覇。プロ戦績14戦14勝(9KO)。右ボクサーファイター。162・0センチ。

  • 吉村洋文・大阪府知事から贈られた色紙を手に、3度目の防衛に自信をのぞかせるWBAライトフライ級スーパー王者の京口紘人=8日午後、大阪市内