2020.8.11 05:02

7月場所Vの照ノ富士が稽古再開 秋場所へ「気持ち切り替え」

7月場所Vの照ノ富士が稽古再開 秋場所へ「気持ち切り替え」

稽古を再開した照ノ富士。連覇へ静かな闘志を燃やす(日本相撲協会提供)

稽古を再開した照ノ富士。連覇へ静かな闘志を燃やす(日本相撲協会提供)【拡大】

 大相撲7月場所で平成27年夏場所以来、自身5年ぶり2度目の優勝を果たした元大関で東前頭17枚目照ノ富士(28)が10日、東京・江東区の伊勢ケ浜部屋で9月の秋場所(13日初日、両国国技館)へ向けて稽古を再開した。幕内経験者として序二段まで降下後約2年半ぶり、史上初めて幕内へ返り咲いた場所で、幕内最下位の幕尻優勝。母校の後輩、部屋の弟弟子に背中で語りかける。

 劇的な優勝の余韻は、断ち切った。土俵へ降りた照ノ富士は四股、すり足などの基礎運動、ダンベルを使ったトレーニングで汗を流した。

 「今は9月場所へ向けていい準備をしていく、という気持ちで切り替えている」

 両膝の3度の手術、糖尿病などの内臓疾患で幕内経験者として序二段まで降下後、史上初めて幕内へ返り咲く歴史的復帰を果たした場所で、幕尻優勝を飾った。場所後には母校、鳥取城北高へ優勝報告。コロナ禍の影響でインターハイなどの大会が中止となる中、「後輩には、腐らずに毎日の努力がすごく大事だと思うので頑張ってほしいと伝えた」。

 部屋の弟弟子、錦富士(24)も秋場所で新十両昇進が決定。だが、照ノ富士は自らに言い聞かせるように「ここがゴールではない。もうひとつ上がる、さらにもうひとつ上がると、彼の相撲人生も変わってくる」。元大関の復活劇も、進行中だ。「とにかく今できることを精いっぱい続けていく。その先にいい結果がついてくれば…」。母校の後輩、弟弟子へ。秋場所でも背中で熱く語りかける。