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【池田純 S-Businessの法則】スポーツ界がコロナ禍生き抜くためには「格好つけない経営」が重要

【池田純 S-Businessの法則】

スポーツ界がコロナ禍生き抜くためには「格好つけない経営」が重要

特集:
池田純 S-Businessの法則
池田純氏

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 では、どうすれば生き抜けるのか。実践したいのは「格好つけない経営」です。極端な話、赤字になるなら試合すらやめてもいいのではないか。試合は数千人規模のスタジアム・アリーナで開催するものという常識も捨てるべきです。

 バスケットボールB3さいたまブロンコスの経営も見ている私は、節目の何試合かだけ大きな会場で行い、あとは体育館に椅子を並べて開催する私案を持っています。

 コロナ禍の収束が見通せない中、正直スポーツは不要不急なもの。しばらくは身の丈に合った「格好つけない経営」も選択肢に入れなくては、こちらが生きていけません。先が見通せない時代では、米大リーグが60試合制になったように、短期で結果が出る形にするのも一つの手でしょう。

 民間企業が、どう赤字を回避するか考えるのは当然のこと。スポーツだって例外ではありません。少なくとも、赤字から目を背け、無理に試合だけを続けようとするのは「格好つけ」でしかないと私は考えます。

 

池田 純(いけだ・じゅん)

1976(昭和51)年1月23日生まれ、44歳。横浜市出身。早大を卒業後、住友商事、博報堂を経て2007年にディー・エヌ・エーに執行役員として参画。11年12月にプロ野球DeNAの初代球団社長に就任。16年10月の退任後はスポーツ庁参与などを歴任。現在はさいたまスポーツコミッション会長、B3さいたまオーナー、大戸屋HD社外取締役など。