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【池田純 S-Businessの法則】スポーツ界がコロナ禍生き抜くためには「格好つけない経営」が重要

【池田純 S-Businessの法則】

スポーツ界がコロナ禍生き抜くためには「格好つけない経営」が重要

特集:
池田純 S-Businessの法則
池田純氏

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 プロ野球やJリーグで有観客試合が続いています。厳しい環境が予想より早く訪れていますが、特に多くの夢を背負い、社会の公共財を自任してきたプロ野球は、社会とスポーツ界をリードする立場として頑張ってもらいたいと思っています。

 ただ、スポーツは赤字でも開催し続ける、今年は赤字に堪えるべきだとの一様な考え方には警鐘を鳴らしたい。確かに親会社が大きいチームは、スポーツをやめることによるマイナスPRを考えれば、10-20億円ほどの赤字は我慢に足る額でしょう。

 しかし“親会社主義”が日本のスポーツの発展を妨げていると考える者として、これは危惧する流れです。DeNAをはじめプロ野球から広がってきた親会社から独立したスポーツ経営の論理が、新型コロナウイルスの影響で元に戻るのは、もったいないことです。

 同じ興行の世界でいえば、著名アーティストがライブ配信に乗り出したのは収益が見込めるからでしょう。新しいビジネスの形への挑戦とともに“経済活動”を再開したわけです。

 しかし、スポーツはまだ、それを見つけられていません。開催すればするほど赤字になる。親会社の規模が大きいプロ野球も、現状が2年続けばつらいし、3年は無理。野球以外の競技の下部リーグはなおさらです。資金繰りで頭がいっぱいのチームも多いでしょう。

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