2020.8.2 20:10

八角理事長、快挙の照富士に賛辞「よく戻ってきた」/7月場所

八角理事長、快挙の照富士に賛辞「よく戻ってきた」/7月場所

優勝した照ノ富士=両国国技館(撮影・加藤圭祐)

優勝した照ノ富士=両国国技館(撮影・加藤圭祐)【拡大】

 大相撲7月場所千秋楽は2日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、元大関で東前頭17枚目の照ノ富士(28)=伊勢ケ浜部屋=が関脇御嶽海に勝って13勝2敗とし、2015年夏場所以来、30場所ぶり2度目の優勝を決めた。幕内最下位の幕尻力士の制覇は、1月の初場所の徳勝龍以来で3人目の快挙となった。

 30場所ぶりの賜杯獲得は43場所の琴錦に次いで2番目に長いブランク。大関経験者が転落後に優勝するのは、昭和以降で1976年秋場所の魁傑以来2人目となった。両膝のけがなどに苦しんだ照ノ富士は今場所、幕内経験者として史上初めて序二段まで降下後の再入幕を約2年半ぶりに果たした。

 照ノ富士は13日目に新大関朝乃山を破って単独首位に立ち、逃げ切った。「続けてきて良かった。いろいろなことがあったけど、こうして笑える日が来ると信じてやってきた」と喜びを語った。

八角・日本相撲協会理事長(元横綱北勝海)の話「照ノ富士は素晴らしい。元大関が序二段の土俵に上がるのは何とも言えない(気持ちだ)と思う。よく戻ってきた。(幕内復帰後)こんなに早く優勝するとは本人も考えていなかったのではないか」

照ノ富士と親交深い柔道男子の大野将平(旭化成)の話「けがや病気を乗り越えたことで隙や油断が消え、どん底からはい上がった人間の深みもあった。彼が苦しんでいた時期は一緒にジムでトレーニングもした。東京五輪1年前での優勝に大きな縁を感じるし、十分すぎるほどのモチベーションを与えてもらった」

千秋楽結果へ

  • 御嶽海を寄り切った照ノ富士(手前)=両国国技館(撮影・尾崎修二)
  • 勝利し拳をにぎる照ノ富士=両国国技館(撮影・蔵賢斗)
  • 2度目の優勝を決め、懸賞金を受け取る照ノ富士=両国国技館
  • 伊勢ケ浜親方から優勝旗を受け取る照ノ富士=両国国技館(撮影・加藤圭祐)