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【ネクストスター候補(3)】白石黄良々、兄・青良さんと二人三脚で目指す東京五輪「家族が一緒にいるのは心強い」/陸上

【ネクストスター候補(3)】

白石黄良々、兄・青良さんと二人三脚で目指す東京五輪「家族が一緒にいるのは心強い」/陸上

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昨年7月に遠征先のスイスで撮影した白石黄良々(右)と青良さん(青良さん提供)

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 陸上男子短距離で昨年の世界選手権400メートルリレー銅メダルの白石黄良々(きらら、24)=セレスポ=は、柔道整復師で専属トレーナーの兄・青良(せいら、26)さんと東京五輪を目指している。体のケアやトレーニングのサポートはもちろん、ネットで配信する動画の撮影や編集も託している。固い信頼関係を築く兄と二人三脚で歩む。(取材構成・鈴木智紘)

 心のよりどころが、すぐそばにある。白石の飛躍を支えているのが、専属トレーナーの青良さんだ。国内外の遠征や合宿をともにし、ときに悩みも聞いてもらう。

 「精神的に大きな支えになっています。ありがたいですね」

 2人兄弟は鹿児島で育った。白石が大東大に進み、青良さんが専門学校を出て就職するタイミングでそろって関東へ。昨春、大学を卒業した弟はセレスポに入社した。埼玉県内の整骨院に勤める兄は同社と契約を結び、正式に選手とトレーナーの関係を築いた。

 「『できるよー』って感じで誘われました」と青良さん。もともと白石の大学4年時から主要大会に同行してサポートし、2年時から3年間一緒に暮らしていた。自他ともに認める仲の良さ。言葉少なでも、弟の心境は察することができた。

 白石は昨季、群雄割拠の短距離界で新星として注目を集めた。100メートルの自己記録を10秒32から10秒19まで更新。200メートルでは20秒27をマークした。初めて日の丸を背負った世界選手権では400メートルリレーで第2走者を担い、銅メダルを獲得。大会が開かれた酷暑の中東ドーハでは、青良さんによる心身のケアが不可欠だった。

 「世界の大会に行けば知り合いは少ない。友達ではなく、家族が一緒にいるのは心強いです」

 大学時代、万全の状態でレースに臨みながら結果が伴わないと自らを責めた。落ち込む心に寄り添ってくれたのも青良さんだった。趣味の服やラップの話題で気を紛らわせてくれた。摂取するサプリメントやウエートトレーニングの方法の助言も受けている。

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