【ポケモンGO第2次調査隊がゆく】
GPS(位置情報)を利用したスマホ向けゲームを5週にわたり多角的に調査する特別連載。フェンシング女子フルーレ日本代表の宮脇花綸(かりん、23)=マイナビ=を隊長に任命した。代表選手にコーチや通訳を加えた11人のLINEグループでポケGO情報を共有。「フレンド」機能を活用して、「ギフト」やポケモンの交換をしている。地域限定のポケモン捕獲など、海外遠征中の楽しみも明かした。(取材構成・角かずみ、武田千怜)
★同志は11人、ライバルも参加
ピカチュウを小脇に抱えて剣を構えた宮脇隊長の姿はりりしかった。ポケモンを守る剣士のようだった。
「ピカチュウが1番好き。いろいろな帽子をかぶって出たりするので、1匹ずつ(ボックスに)残しています。チームを黄色(インスティンクト)にしたのもピカチュウカラーだから。LINEグループのアイコンもピカチュウなんです」
フェンシング界における「ポケGOの輪」が明らかになった。代表選手や女子フルーレのフランク・ボアダン統括コーチ、通訳ら11人でLINEグループ『チームポケモン』を結成。さまざまな情報を共有して、行動を共にしている。五輪に3大会連続で出場した菅原智恵子アシスタントコーチ(43)も熱心なトレーナーだという。
★海外遠征でレイドの招集が
当然それぞれとは「フレンド(※1)」になっており、「ギフト」の交換を毎日のようにしている。フレンドの中で最高レベルの「仲良し度」となる「大親友」は現在7人。「毎日何かしなければいけないという縛りはないんですけど、逆に毎日5分とかやっていると、ポケモンが少しずつ集まってきて、また新しいのを捕りにいきたくなる。ライフワークになっている」とはにかんだ。