2020.5.21 05:00

ぶつかり稽古一部“解禁” 7月場所の開催目指し

ぶつかり稽古一部“解禁” 7月場所の開催目指し

 大相撲の複数の部屋が、相撲を取るなど接触を伴う稽古を“解禁”していることが20日、電話による取材でわかった。日本相撲協会は今月初旬、新型コロナウイルス感染防止に伴い、八角理事長(元横綱北勝海)の通達として出稽古は引き続き禁止、ぶつかり稽古や申し合い(勝った者が何度も取る)など体を密着させる稽古は自粛を推奨しながらも、各部屋の師匠の判断に委ねる旨が伝えられていた。

 40代、50代の師匠は「刺激も必要と思い、最近始めた」。「毎日の生活で(予防に)気をつけている」とした。東京都内の部屋付き親方の一人は「力士の体調をしっかり確認し、三番稽古(同じ相手と何度も取る)、ぶつかり稽古もやらせている」。5月の夏場所は中止され、7月場所は通常の名古屋から会場を東京・両国国技館(19日初日)へ変更して開催を目指している。

 3月の春場所から次の本場所まで約4カ月の間隔が空き、複数の関取を抱える師匠は「慌てて相撲を取る時期でもない。まだ3密を避ける世間の視線もある」と基礎運動を徹底する。13日には新型コロナウイルスに感染した三段目力士、勝武士(しょうぶし)さん(高田川部屋、享年28)が死去。多数派は自粛を継続しているとみられる。