2020.5.12 05:03

白鵬、懸賞金でマスク2万5000枚 日本と母国モンゴルの医療従事者や市民へ寄贈

白鵬、懸賞金でマスク2万5000枚 日本と母国モンゴルの医療従事者や市民へ寄贈

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日本とモンゴルの医療従事者らにマスクを寄付する白鵬(本人提供)

日本とモンゴルの医療従事者らにマスクを寄付する白鵬(本人提供)【拡大】

 大相撲の横綱白鵬(35)が日本と母国モンゴルの医療従事者らへ、新型コロナウイルス感染拡大で不足するマスク合計2万5000枚を寄贈することになった。日本相撲協会が11日、発表した。昨年9月に日本国籍を取得した白鵬は、国内の病院や東京の後援会関係者を通じて医療従事者や施設などに贈るという。

 自身の危険も顧みず新型コロナウイルス対策で医療の現場に踏みとどまる関係者に、貴重なマスクを届ける。横綱白鵬が計2万5000枚を寄贈することになった。

 日本の医療従事者のほか、母国モンゴル政府のウイルス感染症研究機関を通じて、医療従事者やマスクが不足している市民へ寄贈する。マスクの購入費用は全額、史上初の完全無観客で実施された3月の春場所で獲得した懸賞138本(手取り=1本3万円、414万円)でまかなった。

 同場所で44度目の優勝を果たした白鵬は「テレビの向こうから声援を送っていただいたファンのみなさんをはじめ、周りで支えてくださる方々がいたからこそだと感じている」。そこで、同場所で獲得した懸賞金を世の中のために還元することを考えていた最中、日本やモンゴルから「マスクが不足している」という声が届き、寄贈を決めた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月の夏場所は中止。7月19日初日の名古屋場所は大人数の移動を避けるため、同じ期間で会場を東京・両国国技館へ変更となった。春場所から次の本場所まで約4カ月もの間隔が空くが、白鵬は「稽古やトレーニングなど自分にできることをコツコツと続けている」という。

 弱酸性次亜塩素酸水の消毒スプレーを携帯し、感染防止に努めていると説明。「皆さんも毎日マスクを着けての生活で自粛も続き、ストレスもあると思いますが、みんなで力を合わせて乗り越えましょう」とした。(奥村展也)