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鈴木亜由子「課題と向き合う」 東京五輪7月開幕、選手歓迎

鈴木亜由子「課題と向き合う」 東京五輪7月開幕、選手歓迎

昨年9月の東京五輪マラソン代表選考会で競り合う鈴木亜由子(左)と前田穂南=東京都内

昨年9月の東京五輪マラソン代表選考会で競り合う鈴木亜由子(左)と前田穂南=東京都内【拡大】

 東京五輪の開幕が来年7月23日に決まり、選手や関係者からは31日、既に積み上げてきた準備を生かせる夏開催を歓迎する声が多く上がった。女子マラソン代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)は所属先を通じて「より自分の課題と向き合い、経験を積んだ上でレース本番に臨むことができると考えている」と談話を出した。

 暑さ対策が重要な鍵を握るマラソンと競歩は昨秋、開催地が東京から札幌に変更された。夏場のコース上の細かい気象データが測定できておらず、予定通りの開催だと十分に地の利を生かせない恐れもあった。1年延期で夏の札幌の情報収集が可能となり、日本陸連の河野匡・長距離・マラソン・ディレクターは「プラスの材料にできるようにしたい」と話した。

 一方、ベテランには延期の1年間は重い。東京五輪での引退を表明しているスポーツクライミング女子で30歳の野口啓代(TEAM au)は自身のインスタグラムに「先行きが見えず不安な日もあったが、しっかりと計画を立てて調整していく」と記した。

土橋登志久・日本テニス協会強化本部長の話「ちょうど1年の延期で選手もピークを持っていきやすい。感染拡大で不透明な部分が多く、出場資格も明確になっていないが、最高の準備ができる体制を取っていきたい」

アイクマン・ホッケー日本男子監督の話「遅れていたフィジカル強化に取り組むチャンスを得られた。ベテランは厳しい状況になるかもしれない。調整していい状態にするのか、若手が成長するのか。競争が生まれることは歓迎」

上村春樹・講道館館長の話「予選を勝ち抜いた選手たちには試合をさせてあげたい。(全日本選手権に)私は強い思いをもっている。全日本王者を将来にわたってつくっていくことは大事なことだ。歴史や文化を軽く考えてはいけない」

山下学(ホッケー日本男子主将)の話「不安はあったが、今後の練習計画などを話し合って前向きに気持ちを切り替えられている。

高宮なつ美(近代五種女子=旧姓朝長)の話「体がもつのか不安はある。気持ちもぎりぎりで延期と聞いて落ち込んだが、今はまた前向きになっている。諦めずに頑張りたい」

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  • 1月の空手プレミアリーグパリ大会で演武する喜友名諒(共同)
  • 昨年8月のスポーツクライミング世界選手権の複合の男子で優勝した楢崎智亜(右)と女子2位の野口啓代=エスフォルタアリーナ八王子
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