2020.3.27 05:02

大相撲夏場所、観客間引きも…理事会で協議

大相撲夏場所、観客間引きも…理事会で協議

両国国技館で開かれた日本相撲協会の理事会=26日(代表撮影)

両国国技館で開かれた日本相撲協会の理事会=26日(代表撮影)【拡大】

 日本相撲協会は26日、東京・墨田区の両国国技館で定例の理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う、5月の夏場所(10日初日、両国国技館)開催などについて協議した。

 史上初めて完全無観客で実施したさきの春場所(大阪)同様、「無観客」のほか「観客を間引いて入れる」などの意見が出されたものの「方向性を出せる段階ではない」とした。夏場所の前売り券販売は未定のままとされ、当面、外国出身力士の帰国は認めない。また、東京都が要請した週末の不要不急の外出自粛を各部屋に通達する。

 東京五輪・パラリンピックが延期されたことを受け、開催時にボクシング会場となることが決まっていた両国国技館について、協会は1、5、9月の東京場所は「貸すことは無理」とし、本場所開催を最優先することも確認された。

 協会では同五輪の公式文化プログラムの一環として8月12日、13日に国技館で土俵入りや幕内力士によるトーナメント戦などを披露する「大相撲 東京2020オリンピック・パラリンピック場所」の開催を発表していたが、これも中止された。

★横審の稽古総見も

 この日の理事会では東京場所前恒例の横綱審議委員会(横審)による稽古総見(5月2日)は中止とされたほか、新弟子が通う相撲教習所の実技・授業(3月30日~4月24日)、協会員研修会、維持員との集い(ともに4月28日)の延期も決めた。

★新大関朝乃山、明るい話題も

 夏場所では新大関朝乃山のデビューという明るい話題もある。協会ではテレビ出演などとくに規制は設けていない。師匠の高砂親方(元大関朝潮)が「(出演者らの)体調確認」などを責任もって対応するという。本来ならば、新大関のお披露目となるはずだった各地で開かれる春巡業(26日間)はすべて中止。力士は各部屋で稽古を再開し、鍛錬を重ねていく。