2020.3.24 10:00(1/2ページ)

【大関朝乃山(上)】右四つは「横綱にも通用する型」力を見抜いていた稀勢の里

【大関朝乃山(上)】

右四つは「横綱にも通用する型」力を見抜いていた稀勢の里

特集:
稀勢の里
平成29年の秋巡業で朝乃山(右)と相撲を取る稀勢の里。横綱は新入幕力士の将来を見抜いていた

平成29年の秋巡業で朝乃山(右)と相撲を取る稀勢の里。横綱は新入幕力士の将来を見抜いていた【拡大】

 令和初の大関昇進を確実にした関脇朝乃山(26)。スケールの大きい正攻法の四つ相撲は堂々とした威風を漂わせ、いまから番付最高位「横綱」の姿を思わせる期待感も誘う。将来性豊かな大器の実像を3回にわたって連載する。

 朝乃山は大関昇進の目安とされる「直近3場所を三役で33勝以上」の数字を満たせなかった。新小結で11、新関脇で10、この春場所で11勝と計32勝。33勝に届かず昇進するのは、平成26年名古屋場所後の豪栄道(32勝)以来だ。

 しかし、昇進を預かる審判部の境川部長代理(元小結両国)は「安定感がある。誰が相手でも堂々として、見ていて気持ちがいい」と、真っ向勝負の右四つ左上手にこだわる攻めを高く評価する。

 審判部内には「5月の夏場所の成績を見てからでも遅くはない」とする声もあったという。だが、「(大関以上の)資質、伸びしろは十分にある」(境川部長代理)と、将来性も“先物買い”された。

【続きを読む】