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朝乃山、新大関へ!異例の無観客場所で11勝締め「明るいニュース届けたかった」/春場所

朝乃山、新大関へ!異例の無観客場所で11勝締め「明るいニュース届けたかった」/春場所

貴景勝(左下)を土俵下へ吹っ飛ばし、11勝目を挙げた朝乃山。大関昇進が確実になった(撮影・門井聡)

貴景勝(左下)を土俵下へ吹っ飛ばし、11勝目を挙げた朝乃山。大関昇進が確実になった(撮影・門井聡)【拡大】

 大相撲春場所千秋楽(22日、エディオンアリーナ大阪)関脇朝乃山(26)が大関貴景勝(23)を押し倒して11勝目を挙げ、5月の夏場所(10日初日、東京・両国国技館)での大関昇進が事実上、決まった。昇進問題を預かる日本相撲協会審判部が八角理事長(56)=元横綱北勝海=に対し、昇進を諮る臨時理事会招集の要請を行い、受諾された。理事会で昇進が見送られた例はなく、理事会が開かれる25日に「新大関朝乃山」が誕生する。新型コロナウイルスの感染拡大により史上初めて無観客で開催された場所に、明るい光がともった。

 ワンチャンスでものにした。史上初となる無観客開催の春場所に大歓声はない。それでも、朝乃山は恩師の視線を確かに感じて静寂の土俵を闘い抜いた。大きな大きな1勝を積み上げ、「新大関朝乃山」誕生の夢をかなえた。

 「まだ(大関昇進の)実感はないです。(世間に)明るいニュースを届けたかった。小さい子供やプロの世界に入ってくる子たちに尊敬される力士になりたい」

 前日14日目に横綱鶴竜に敗れ、4敗目を喫した。「もう自分の中で大関はない」。昇進の目安とされる「直近3場所を三役で33勝以上」には届かないが、自らを「来場所につながる相撲」と奮い立たせた。

 立ち合いは貴景勝に押し込まれたが、左まわしを取ると、振りほどこうとする相手が引いたところを前に出る。左おっつけ、突きと攻め手は緩めない。最後は土俵下まで吹っ飛ばした。

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