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山下会長、「五輪延期」論に不快感…山口香理事発言でゴタゴタJOC

山下会長、「五輪延期」論に不快感…山口香理事発言でゴタゴタJOC

JOCの山下泰裕会長。山口氏の五輪延期論に不快感を示した (撮影・酒巻俊介)

JOCの山下泰裕会長。山口氏の五輪延期論に不快感を示した (撮影・酒巻俊介)【拡大】

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(62)は20日、一部でJOCの山口香理事(55)が東京五輪の延期を主張していると報じられたことに不快感をあらわにした。世界的な新型コロナウイルス感染拡大で各方面から五輪の中止や延期の議論が噴出する中、“身内”からもわき起こった延期論。この日は聖火が日本に到着したが、山下会長は心中穏やかではなかった!?

 ギリシャから日本に五輪の聖火が届いた、記念すべき節目の日。強風が吹き荒れた宮城・東松島市で聖火の到着式に出席していた山下会長が、表情をこわばらせた。

 「安全、安心な形で東京大会の開催に向けて力を尽くしていこうというとき。一個人の発言であっても極めて残念」

 JOCの身内、さらに山下会長にとっては柔道界の後輩から五輪の通常開催を疑問視する声が上がった。1988年ソウル五輪柔道銅メダリストの山口香理事は20日までに、新型コロナウイルス感染拡大を受けて「私の中では延期しないで開催するという根拠が見つからない」と発言。27日のJOC理事会で延期を提案する考えを示した。JOC理事から公然と延期論が唱えられたのは初めてだ。

 山下会長は聖火到着式時点で山口理事とは直接連絡が取れていないとした上で、「さまざまな考え方や意見があることは理解しているが…」と複雑な表情。山口理事の延期論については国際オリンピック委員会(IOC)からも「真意の確認があった」(山下会長)といい、世界に波紋を広げている。

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  • この日は聖火が日本に到着。式典には野村忠宏氏(右)、吉田沙保里さん、大会組織委員会の森喜朗会長らが出席したが、五輪の延期論は国内でもくすぶり始めている
  • 聖火を運んで、松島基地に到着した聖火特別輸送機TOKYO2020号=宮城・東松島市(撮影・鈴木健児)
  • 東京五輪の聖火を載せ、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した特別輸送機「TOKYO2020号」=20日午前
  • 東京五輪の聖火を載せて日本に到着した特別輸送機「TOKYO2020号」=宮城・航空自衛隊松島基地
  • 東京五輪の聖火を載せて日本に到着した特別輸送機「TOKYO2020号」=宮城・航空自衛隊松島基地
  • ギリシャで採火され、特別輸送機「TOKYO2020号」で運ばれる東京五輪の聖火(大会組織委提供)
  • 特別輸送機「TOKYO2020号」で運ばれる東京五輪の聖火(大会組織委提供)