2020.3.12 05:00

【マラソン 8月の札幌へ】伸びしろある女子3選手!台頭の若手「発掘できた」

【マラソン 8月の札幌へ】

伸びしろある女子3選手!台頭の若手「発掘できた」

 女子の3人には伸びしろがある。昨年9月の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」は出場10人と寂しかったが、若手が台頭。日本陸連の尾県貢専務理事は「世界に通じるタレントを発掘できた」と期待を膨らませる。

 MGC1位の前田穂南(天満屋)、2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)にとって、8月の札幌はマラソン初優勝を果たした縁がある。2017年の北海道を制した前田は、約2年後のMGCでは中盤から独走して五輪代表に一番乗り。今年2月に30キロの日本記録を塗り替えた23歳のホープは「金メダルに近づいた」と自信を深めている。

 28歳の鈴木は、リオデジャネイロ五輪のトラック2種目で代表入りしたスピードがある。勝った18年の北海道が初、MGCが2度目のマラソンだった。まだ経験の浅い42・195キロの戦いを、これから米国合宿などで鍛える。

 最後の1枠に滑り込んだ一山麻緒(ワコール)は22歳。初マラソンからまだ1年ほどだが、8日の名古屋ウィメンズでは日本歴代4位の好タイムで五輪切符を手に入れた。「日本代表としてかっこいい走りができたら」と意気盛んだ。

 04年アテネ五輪まで4大会連続で表彰台に上がった日本女子。残り5カ月で、強い海外勢にどこまで迫れるか。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「これからが真価を出すとき。そのメンバーはそろった」と4大会ぶりのメダルへ決意を新たにした。 (おわり)