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ガンダムとシャアザク、宇宙へ発進 ISSへ打ち上げ成功

ガンダムとシャアザク、宇宙へ発進 ISSへ打ち上げ成功

東京五輪・パラリンピック組織委員会が公開した、「機動戦士ガンダム」の模型を搭載した超小型衛星「ジーサテライト」のレプリカ=2019年12月、東京・港区

東京五輪・パラリンピック組織委員会が公開した、「機動戦士ガンダム」の模型を搭載した超小型衛星「ジーサテライト」のレプリカ=2019年12月、東京・港区【拡大】

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が東大、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと協力し、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のガンダムと“シャア専用ザク”が宇宙空間から大会を応援する企画「Gサテライト・宇宙へ」で、模型を載せたロケットが7日(現地時間6日)、米国フロリダ州のケープカナベラル宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて打ち上げられた。

 バンダイが宇宙空間に耐えられるよう特殊樹脂などで製作したガンプラは、東大が中心になって開発した超小型衛星「G-SATELLITE」に搭載され、ISSへ物資を輸送するドラゴン補給船に。同補給船を載せたファルコン9ロケットは日本時間7日午後1時50分(現地時間6日午後11時50分)、予定通り打ち上げられ、順調に宇宙軌道に到達した。同補給船は日本時間9日午後8時ごろ、ISSに到達予定で、4月下旬に宇宙空間に放出され、5月上旬には最初のメッセージを地球に送る予定。

 衛星開発の中心となった東大大学院工学系研究科・航空宇宙工学専攻の中須賀真一教授は「身の引き締まる思いです。大事なのは、宇宙ステーションから放出されて衛星の動作が確認されるタイミングです。新しい技術を盛り込んで若手が開発した衛星が軌道上で産声をあげ、正常に機能することを待ちたいと思います。ぜひ応援ください」とコメント。

 山崎直子宇宙飛行士は「ガンダムとシャアザクが、本当に宇宙へ飛び立ちました! 数々の困難を乗り越え、宇宙で肩を並べる時、きっと、オリンピックの世界平和の精神が広がると期待しています」と興奮を表した。

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 10センチ×10センチ×34.5センチという衛星のサイズに合わせるため、模型は5センチ×8センチ×9センチ。一般的な144分の1より小さい200分の1サイズとなった。素材にはハイテンプやピークといった樹脂を使用。宇宙空間における高温や低温、宇宙線や紫外線、ロケットの振動などに耐えられるよう、通常のガンプラの塗装の上に耐原子状酸素コーティングを施すなどしたうえでテストを重ねた。

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