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大迫、ケニアから東京プラン!悲願メダルロードはマラソン聖地スタート

大迫、ケニアから東京プラン!悲願メダルロードはマラソン聖地スタート

ケニアの中でも「マラソンの聖地」とされるイテン。大迫の日本新記録もここでの高地トレの効果が大きかった(ゲッティ=共同)

ケニアの中でも「マラソンの聖地」とされるイテン。大迫の日本新記録もここでの高地トレの効果が大きかった(ゲッティ=共同)【拡大】

 「ケニアは彼にとってワンダフルだった。(8月9日の五輪前に活用する)可能性はある」と指導するピート・ジュリアン氏。時期は明言しなかったものの、東京マラソンまでの調整にならって逆算すれば、6月前後が当てはまる。

 ケニアの中でも「マラソンの聖地」と呼ばれるイテンの標高は2400メートル。酸素が薄い高地で心肺機能を鍛える練習は、標高1800メートルほどで行うのが通例のため、より負荷は高い。欧州からも練習に訪れる選手も多い。アボカドやマンゴーを1個20円で買えるといい、「(食事は)シンプルだけど問題なかった。トレーニングパートナーには事欠かない」と大迫。かつて日清食品グループやスバルに在籍したケニア出身のランナーが所属するチームで、起伏に富んだ道のりを走り込んできた。

 世界との距離を一歩一歩縮めてきたものの、その背中は簡単に手の届く範囲にない。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(63)も「メダルは難しい」とバッサリ。東京五輪ケニア代表で35歳のエリウド・キプチョゲが持つ世界記録は2時間1分39秒。日本記録とは3分50秒の開きがある。「皆さんが思うような差ではない」と口にする日本最速の男は、どこまで世界に近づけるか。

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  • 東京マラソンから一夜明けて会見する大迫。五輪へ再びケニアで高地トレを行うことを示唆した(撮影・今野顕)