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【谷口浩美氏】東京マラソン展望、勝負の後半に「考える余力」残せ

【谷口浩美氏】

東京マラソン展望、勝負の後半に「考える余力」残せ

6位でゴールする設楽悠太=香川県丸亀市のPikaraスタジアム(撮影・二星昭子)

6位でゴールする設楽悠太=香川県丸亀市のPikaraスタジアム(撮影・二星昭子)【拡大】

 新春のニューイヤー駅伝で区間新を出した井上は仕上がりがいい。昨秋から履くナイキの厚底シューズもなじんでいるようだ。昨夏の代表選考会は完走した選手の中で最下位に沈んだが、課題を克服して強くなってきただけに期待したい。

 設楽は2年前の東京マラソンで日本新を出したとき、30キロすぎで遅れたものの、そこから単独走に近い形で巻き返した。一人でも後半に淡々とペースを刻めるのは強みだ。優勝を目指すという大迫は、勝つにしても自らの日本記録を破るくらいの走りでないと代表にはなれない。攻めの走りが見たい。(1991年世界選手権男子マラソン金メダル。92年バルセロナ、96年アトランタ五輪代表)

★3月1日の天候

 東京・新宿区のマラソンスタート時の予報は「曇り、降水確率40%、気温8度、北風4メートル」。

東京マラソン

 トップ選手、市民が一体となって走る国内最大規模のマラソン。従来の東京国際マラソンなどを統合する形で2007年に始まった。13年から世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」の一つとなり、世界六大レースとして認知されている。東京都庁前をスタートし、17年からは東京駅前にゴールするコースで争われている。昨年は33万人超が申し込み、約3万8000人が参加した。今回は新型コロナウイルスの影響により一般参加は中止となった。

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