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【谷口浩美氏】東京マラソン展望、勝負の後半に「考える余力」残せ

【谷口浩美氏】

東京マラソン展望、勝負の後半に「考える余力」残せ

東京五輪代表の残り1枠を争うマラソン男子の井上大仁

東京五輪代表の残り1枠を争うマラソン男子の井上大仁【拡大】

 東京五輪男子代表の残り1枠を争う東京マラソンは3月1日に号砲が鳴る。選考レースで一歩リードする日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=を除く選手にとって、日本陸連が決めた日本新相当の設定記録2時間5分49秒を突破することが五輪切符獲得の絶対条件。高速化必至のレースをサンケイスポーツ評論家の谷口浩美氏(59)が展望した。

 五輪切符獲得のための2時間5分49秒という設定記録があり、目標がはっきりしている。新型コロナウイルス感染拡大の影響でトップ選手のみのレースとなり、沿道の声援は限られるだろう。自分、そして記録との戦いが最大のテーマになる。

 2段階のペースメーカーが検討されている。1段階目は海外招待選手向けでゴールの想定が2時間2分台、2段階目は日本新相当で代表入りにつながる同5分台。前半から速い展開になるのは間違いない。出遅れないのは大前提で、後半こそが勝負とみている。

 先頭集団の後方につけ、終盤で差し切るのがマラソンのセオリー。先行逃げ切りをもくろむ必要はない。逆転切符を狙う井上大仁や設楽悠太は、どれだけゆとりを持って折り返せるか。前半は1時間2分30秒-3分で走りたい。設定記録を突破するため、後半は逆算してペース配分できるだけの「考える余力」を残せるかが大事だ。

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  • 6位でゴールする設楽悠太=香川県丸亀市のPikaraスタジアム(撮影・二星昭子)
  • 東京五輪マラソン代表の選考方法